NF-JLEP Associationプログラムは、6ヵ国11大学の運営委員、基金の寄贈者である日本財団、NF-JLEP Association事務局である東京財団政策研究所が連携して、日本語の普及と日本語教育の推進に向けたプログラムを実施します。各大学には、NF-JLEPの運営委員会が設置され、委員会では、NF-JLEPフェローを選考し、学生の奨学金給付や日本語教師の養成といった、各地域の日本語教育のニーズに応じた事業を実施します。NF-JLEP Association事務局は、全大学の円滑なプログラム運営と基金運用を確保し、NF-JLEP Associationのコミュニティー醸成にむけた機会を提供します。設立から20年以上が経過し、NF-JLEPフェローのなかから日本語教育を牽引する人材を輩出してきたのは、各大学におけるNF-JLEP運営委員の皆さまのご協力あっての賜物です。

NF-JLEP Association事務局では、それぞれの大学が引き続き円滑なプログラム運営を実施できるように、オペレーションマニュアルを整備し、基金運用難を解決するために「新スキーム」を運営しています。また、プログラム運営の共通課題について議論し、11大学のネットワーク推進を目的とした、運営担当者会議の開催も実施します。

既存スキーム

日本財団から寄贈された150万米ドルの基金を各大学が運用し、その運用収入を使って奨学金給付や日本語教師の養成やスキルアップといったプログラムを実施するスキームです。各大学の円滑な運営を助けるオペレーションマニュアルが整備されています。

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新スキーム

昨今の世界的な経済・金融環境のプログラム運営への影響を鑑み、2014年9月に新しいプログラムの運営スキームを開始しました。新スキームでは、資金源となる基金の運用と管理業務はNF-JLEP Association事務局が担当し、各大学の運営委員はプログラム運営に専念できます。新スキームにおける年間のプログラム予算は上限50,000米ドルで、大学は事務管理費として2,500米ドルを受け取ります。

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運営担当者会議

6ヵ国11大学には、NF-JLEPの運営を担当する委員会が設置されています。11大学のNF-JLEP運営担当者を招いて、これまでに3回、NF-JLEP運営担当者会議を開催し、プログラム運営の課題について議論し、6ヵ国11大学のネットワーク作りを推進しました。今後も、運営担当者会議を開催していく予定です。

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