NF-JLEPサポートプログラム「訪日研究フェローシップ」の2020年度受賞者、ペニー・ベイリーさんの訪日研究報告書を掲載しました。ベイリーさんは、オーストラリアのクイーンズランド大学の通訳翻訳修士課程プログラムで上級日本語クラスを教えています。今回の訪日研究では、日本における「民芸運動」の創立者として知られている美術評論家柳宗悦の「石佛寺の彫刻に就いて」(1919)という評論についての研究を行うため、2022年12月より1か月間滞在し、資料収集のため図書館や資料館に足を運びました。報告書には、同評論を学術的な観点から分析するにあたり使用したアプローチ、本評論が後の美術史や民藝研究に与えた影響について概要が記載されています。また、今回題材となった評論は、言語教育の教材や日本文化の紹介としてベイリーさんが担当とする授業でも役立てられる予定です。
A Transnational Reading of an Ancient Buddhist Site_日本語
A Transnational Reading of an Ancient Buddhist Site_English