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  • 2019.08.22

チャナッカレ大学運営委員の来訪

  • -NF-JLEP Association事務局

2019年7月に、トルコのチャナッカレ・オンセキズ・マルト大学のNF-JLEP運営委員である、アイドゥン・オズベッキ(Aydin Ozbek)准教授と、トルガ・オズシェン(Tolga Ozsen)准教授が、NF-JLEP Association事務局を来訪し、同大学のNF-JLEP支援対象である日本語教育学科の中期計画やNF-JLEPの実施状況を報告してくれました。

左から2番目がオズシェン准教授、3番目がオズベッキ准教授

また、お二人の研究活動もご紹介いただきました。

オズベッキ准教授の研究活動については、2019年3月のニュース記事で紹介しましたが、日本語の、時間のあいまいな時制表現の研究に加え、一年間の訪日研究を終えるにあたり、日本の神話と妖怪のデータを収集し、トルコに帰国後に出版する計画です。オズシェン准教授は社会学がご専門ですが、過疎が進む日本の農村の存続をテーマに、外国人移住による農村のグローバル化を日本語習得という事象を通して分析しているそうです。また、トルコにおける日本語教育の推進のため、国内で日本語を学習する大学生の全体像を把握する計画も進めています。

トルコでは日本の神話や妖怪はどのように受け止められるのか、また、外国人移住により、人口増だけでなく農村の文化はどのように存続し、また変容していくのか、お二人の研究は興味深い内容です。NF-JLEP Association事務局では、お二人の研究により、日本語学習を通して、日本のルーツや社会に一層親しみを感じるトルコの学生が増えることを期待しています。